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騎士様は私のボディーガード

第4章 騎士様、居候が増えました!

シリウスがウラユのポニーテールの髪を指に巻き付けて遊んでる姿を見たらモヤッとした。
さすがに私の前ではそれ以上のことはしてないけど……



なんかムカムカする。
シリウスって本当に女だったら誰でもいいんだ。
そんな人にファーストキス奪われて、身体も触られたなんて……



「はあっ……」



私は大きなため息を吐いた。



「ミオ、どうしたの?」

「私買い物行ってくるから、留守番よろしくね」

「うん、いってらっしゃ~い」

「ミオ、俺も行くぞ」

「……だめ。シリウスはウラユのそばにいて。また何が起きるかわからないんだから」



私はシリウスの返事を聞かずに部屋を出た。
駅まで早歩きをし、お店に入って適当に服と下着を何枚か買う。スーパーにも寄って食材を買う。



両手に荷物を持って黙々と歩いていたら、アパートの壁に寄りかかって立っているシリウスが見えた。



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