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騎士様は私のボディーガード

第4章 騎士様、居候が増えました!

「早かったな」

「……もっと時間かけた方が良かった?」



思わず嫌な言い方をしてしまう。



「もう夕方だし、他にやらなきゃいけないこと、いっぱいあるしね」



私はシリウスの前を素通りして階段を上がろうとした。



「ミオ」



そう呼ばれてすぐ、私はシリウスに肩を掴まれた。



「……シリ……」



そしてシリウスの名を呼ぶよりも先に唇を塞がれた。



「んんっ……!?」



シリウスは私の後頭部を引き寄せると、更に深く口づけした。



「……んうっ……」



口内にシリウスの熱い舌が入ってくる。
舌を絡め取られ、息ができなくなるほど吸い付かれる。



「……だ、だめっ……シリウスっ……」



唇が離れたと同時に抵抗するけど、またすぐに唇を塞がれた。



どうして──?
どうして私にキスするの?

私、同意なんてしてないのに……


こんな強引なキス、嫌なのにっ……



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