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騎士様は私のボディーガード

第4章 騎士様、居候が増えました!

「俺を誘ってるのか?」

「ええ、二人でどうかしら?」

「だったら断る」

「えっ」

「そんなくさい匂いをプンプンさせてたら、飯が不味くなるからな」

「なっ……」

「それにもうウラユが作って待ってるんだ。行くぞ、ミオ」

「あっ……うん!」



私はおもいっきり悔しがる広瀬さんを横目で見て、シリウスの後を追った。



ああ……きっと明日から風当たり強くなるんだろうなぁ。
でも「飯が不味くなる」だなんて……。



「何笑ってんだ」

「ううん、なんでもない」



私は広瀬さんの誘いを断ったシリウスに心の底から安心した。


──って待って。
なんで私、こんなにも安心してるんだろう。

広瀬さんが苦手だから?
広瀬さんが彼氏いるのにシリウスにも手を出そうとしたから?

それとも私……



「この世界にもああいう女はいるんだな」

「え?」



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