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騎士様は私のボディーガード

第4章 騎士様、居候が増えました!

「胸を押し付ければ、男がその気になると思ってる」

「あ……」

「男だって、誰でもいいわけじゃない。俺は……」



そう言うとシリウスは、真剣な眼差しで私を見つめてきた。

思わずドキッとして、



「……ウ、ウラユの料理楽しみだなぁ」



シリウスから目も話も逸らした。



意外……誰でもいいわけじゃないんだ。
じゃあ『俺の女になれ』って言ってきたり、私に触れたりキスしたりしたのは、もしかして……


──あれ?
でもこの前『ウラユが同意したらいいんだな』とも言ってたよね。
どういうこと??

だめだ、シリウスの気持ちわかんないよ……




アパートに着くと、美味しそうな匂いが漂ってきた。



「ミオ、シリウス、おかえり~」



テーブルにはハンバーグと野菜が盛られたお皿が並べられている。



「えっ! ハンバーグ作れるなんてすごいよ、ウラユ!」

「えへへ~。シュンスケに作り方教えてもらったんだ」



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