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騎士様は私のボディーガード

第5章 騎士様、デートです♡

「シリウス似合ってるよ」

「……ミオこそ、今日はやけに可愛い服着てるじゃないか」



するとシリウスが腰に手を回してきた。



「こ、これはっ……服買ってくれたお礼にって、ウラユが選んでくれて……」



昨日ウラユに「ミオの服は地味すぎる。たまにはオシャレしようよ」って言われて一緒に買いに行ったんだよね。

ショートパンツを選んでもらったんだけど、普段は長ズボンばかりだから足を出すのが恥ずかしい。



「てかシリウス、近いからっ……」

「いいだろ、デートなんだし」

「もう、私たちはウラユの付き添いでしょ?」

「なあ、ミオ。何から乗る?」



シリウスの目を見ると、子供のようにキラキラ輝いていた。
そんな姿を見てクスッと笑う。



「じゃあ、まずはメリーゴーランドから……」



さすがにいきなりジェットコースターは無理と思ったら、



「ミオ、シリウス、こっちこっち!」



ウラユに呼ばれて並んだら、一番恐そうなジェットコースターの列だった。



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