テキストサイズ

騎士様は私のボディーガード

第5章 騎士様、デートです♡

「無理無理むりぃぃぃ~~っ!!」

「ははははははっ」

「いやぁぁぁ! やめてぇぇぇえ!!」

「ははははははっ」

「降りるぅぅぅ~~! 降ろしてぇぇぇぇ!」

「ははははははっ」

「はあっ……死ぬかと思った……」

「これ面白いな! まるで空を飛んでるみたいだ」

「シリウス……ずっと笑ってたよね……」



まあ、シリウスが楽しめたんなら良かったけど……



「もう一回乗るぞ、ミオ!」

「私はもう無理だから、ウラユと行ってきて」

「美桜さん、大丈夫ですか?」



座り込む私に、俊輔さんが手を貸してくれる。



「ありがとう。俊輔さん、ウラユと一緒に行かなくていいの?」

「実は俺もあまり得意じゃなくて」

「そっかぁ、じゃあベンチで座って待ってようか」



シリウスとウラユのはしゃぎようを見ていると、しばらくは帰ってこないだろうなと思った。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ