テキストサイズ

騎士様は私のボディーガード

第5章 騎士様、デートです♡

「ウラユはともかく、シリウスさんがあんなにはしゃぐなんて珍しいですよね」

「ほんと、子供みたい」



私がクスクス笑うと、



「やっぱり女子はギャップがある方がキュンとくるんですか?」



俊輔さんがいきなり真剣な表情で聞いてきた。



「う~ん……まあ、ギャップ萌えとかあるしね」

「ああ~っ! どうしたらウラユにキュンとしてもらえますかね!?」

「ウラユかぁ……」



ウラユと一週間一緒に住んでみたけど、シリウスがボディータッチしても無反応だし、シリウスの前で平気で着替えようとするし、まるでシリウスを男として意識してないみたいなんだよね。
もしかしたら俊輔さんに対してもそうなのかもしれない。



「はあ、俺……男として見られてないのかなぁ」



項垂れる俊輔さんを横目で見て、私は列に並ぶシリウスの姿を目で追った。



「じゃあ……キスしてみるとか?」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ