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騎士様は私のボディーガード

第5章 騎士様、デートです♡

「ミオ!」
「美桜さんっ!」



ウラユと俊輔さんが、私のもとに駆けつけてきてくれた。



「ミオ、大丈夫!?」

「すみません、俺が美桜さんを一人にしたばかりにっ……」

「ウラユ……俊輔さん……」



二人の顔を見たらホッとして涙が出てきた。



「怖かったっ……」

「うんうん……よしよし」



ウラユは私を抱きしめると、背中を撫でてくれた。



「もう大丈夫だから」

「うん……」

「シリウスがね、ジェットコースターに乗ってる時にミオの異変に気づいたの。動体視力やばいよね。降りたあとすぐに男たちのあとを追ったんだよ」

「……っ」



やっぱりあの時、気づいてくれてたんだ。
シリウスがいなかったら私今頃……。



「あの……お客様、大丈夫ですか?」



その時、本物の従業員さんが私に話しかけてきた。



「実は最近、園内で女性が性犯罪に合う被害が多くて困ってたんです」

「!」




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