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騎士様は私のボディーガード

第5章 騎士様、デートです♡

「犯罪を防ごうにも、奴らは被害者をナイフで脅して恋人や友達のフリをさせて移動してましたから、なかなか気づくことができなくて……」

「……っ」

「でもさっきあなたのお連れ様が教えてくれたんです、あなたが男たちに脅されてるって。なので僕たちも彼に協力することにしたんです」



だからシリウス、従業員の格好してたんだ。



「お客様には大変怖い思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした。彼らが下に降りてくる頃には警察も到着してると思いますので、ご安心ください」



私はちょうど頂上に到着したゴンドラを見上げた。
ずっと揺れてるから落ちるんじゃないかと、ヒヤヒヤが止まらない。



「シリウスなら大丈夫だよ」



ウラユが自信もって言う。



「うん……」



だけど心配……
早くシリウスに会いたい……


シリウスに抱きしめられたい……




そっか、私──

シリウスのこと、好きなんだ………



好きになっちゃったんだ……



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