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騎士様は私のボディーガード

第5章 騎士様、デートです♡

「ウラユ……どうしよう」

「ん、どうしたの?」

「私、シリウスのこと……好きになっちゃった……かも……」

「えっ!!」



ウラユは両目を見開いて驚く。



「自覚してなかったんか~い!」



そしてなぜか突っ込まれた。



「あははっ、もうミオってば、面白すぎ~!」

「え?」

「私はすぐわかったよ、ミオはシリウスのこと好きだって」

「えっ!?」

「わかりやすいよね、ミオ」



私、そんなに顔に出てた!?



「もう、ほんとごちそうさま! じゃあうちら、漫才ライブに行ってくるから、ごゆっくり~♪」

「えっ、ウラユ、一緒に行かないの?」

「お互いデート、楽しもうね!」



ウラユはスキップしながら俊輔さんと行ってしまった。



「──ミオ!!」



シリウスの声が耳に届く。

振り返ると同時に、シリウスに抱きしめられた。



「ミオ、無事か!?」

「……シリウスっ……」



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