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騎士様は私のボディーガード

第5章 騎士様、デートです♡

なんとここにはカップルがデートを楽しめるようにと、カップルシートがあった。上からは丸見えだけど、隣とは垣根で仕切られているから周りはあまり気にならない。



「なあ、ミオ。これ一緒に食べてみないか?」

「パンケーキ? いいよ」



シリウスは甘い物が好きだ。
異世界でも仕事のあとは、よくお菓子を食べていたらしい。



「この前、依頼人が食べてて気になったんだ」

「そうなんだ」



思わず想像して笑ってしまう。



「ボディーガードの依頼って、女性が多いの?」



そういえば仕事の話、あまり聞いてなかった。



「まあ、ほとんど女だな。若い女もいるが、金持ちの年増の女が多い。そこはどこの国も同じだな」

「そっか……」



仕事とはいえ、シリウスが命懸けで他の女性を守るの……なんだかモヤモヤしちゃうな。

それにさっきみたいな危険なことが日常茶飯事にあったら、心配で心配でどうにかなっちゃいそう……。




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