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騎士様は私のボディーガード

第5章 騎士様、デートです♡

私はテーブルの上に置いてあるベルを鳴らして店員を呼ぶ。シリウスはメロンソーダとパンケーキ、私はアイスティーを頼んだ。



「メロンソーダだなんて、懐かしい」

「これも依頼人の子供が飲んでいたんだ」

「もう、シリウスってばお子さまみたい」



私がクスクス笑うと、シリウスは私の頬に手を添えてジッと見つめてきた。



「ミオ……なんだか今日は可愛いな」

「えっ……」



シリウスの青い瞳が近づいてくる。



キスされる──……
そう思った時、



「お待たせしました~」

「!!」



店員さんの登場に、私は慌ててそっぽを向いた。



「メロンソーダとアイスティーです。パンケーキは後程お持ちしますね」



店員さんがいなくなったあと、今度はシリウスが笑う。



「そんな恥ずかしがらなくてもいいのに」

「は、恥ずかしいよ!」



シリウスはフッと笑うと、不意打ちで私の頬にキスをした。




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