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お話の続きは異世界で

第8章 計算できないサムライと

魔法で武器が作れたら…

そんな事を考えて…ふと閃いた!

水で、武器…

「そうだ!カッター!」

両手を打ち合わせて叫ぶと、皆が驚きの声を上げた。

「な、何じゃ!?」

「勝ったって、誰が~!?」

「そうじゃなくて!カエル!水でカッターを作って!」

両手をメガホンのように口に当てて、カエルへ指示を飛ばす。

だけどカエルはぽかんとこちらを見るだけ。

「カッター!?何だそりゃ!」

言われて、がくりと気力が萎えかけた。

あ、そこからか…

「薄い刃物!」

私の世界だと、高圧で噴射した水を使って、鉄板とかを切ったりしていた。

もしも魔力で同じような物が作れたら…

…なんて期待したのに。

「おめぇさん、水で刃物は作れねぇよ?」

やれやれと言わんばかりに肩をすくめられた。

「分かってるよ!」

ムッとして答えれば、信さんが残念そうに言う。

「冬場、水に手を入れると、切れたと思うほど冷たいがな」

それも違う!

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