お話の続きは異世界で
第9章 計算高いお姉さまは
「ま、待て待て!待たぬか!?」
信さんが後ろを振り向こうとした。
でも、脇の下を通って回ったパンダウサギさんの腕が、信さんの肩をガッチリと抑え込んでる。
パンダウサギさんに背後をとられた状態で、信さんは振りほどこうともがいていた。
「何よぉ?」
「このような体勢では切れぬ!」
確かに。
そのまま連れていかれても、腕を自由に動かせる状態じゃないし。
それに、宙吊りな状態で刀って振れるのかなぁ?
「ネェちゃん、そりゃ無理だって」
カエルの呆れた声に、パンダウサギさんは不満そうな表情になり
「もう~!それならぁ…」
信さんの肩を抑え込んでる腕が下ろされた。
羽交い締めが解けて、信さんがホッとした顔になって…
次の瞬間、パンダウサギさんの腕が信さんの腰に回った。
「ふぉっ!?」
信さんが驚き、声を上げる。
パンダウサギさんはそんなの気にも止めないで信さんに身を寄せると、肩にあごを乗せて耳元で囁いた。
信さんが後ろを振り向こうとした。
でも、脇の下を通って回ったパンダウサギさんの腕が、信さんの肩をガッチリと抑え込んでる。
パンダウサギさんに背後をとられた状態で、信さんは振りほどこうともがいていた。
「何よぉ?」
「このような体勢では切れぬ!」
確かに。
そのまま連れていかれても、腕を自由に動かせる状態じゃないし。
それに、宙吊りな状態で刀って振れるのかなぁ?
「ネェちゃん、そりゃ無理だって」
カエルの呆れた声に、パンダウサギさんは不満そうな表情になり
「もう~!それならぁ…」
信さんの肩を抑え込んでる腕が下ろされた。
羽交い締めが解けて、信さんがホッとした顔になって…
次の瞬間、パンダウサギさんの腕が信さんの腰に回った。
「ふぉっ!?」
信さんが驚き、声を上げる。
パンダウサギさんはそんなの気にも止めないで信さんに身を寄せると、肩にあごを乗せて耳元で囁いた。