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お話の続きは異世界で

第11章 故郷目指し、いざ行かん

「それで?どうなの~?切れそう~?」

パンダウサギさんが後ろから遠慮のない言葉をかけた。

「まぁ…やってみるしかないのぅ」

パッと刀を払うと、鞘に差し戻す。

そして、おもむろに着物の裾を捲り上げて、さっきよりも足を開いて深く腰を据えた。

「秘技、隼一閃!」

信さんが叫んで、刀を抜きつつ、真横に払う。

早い!

さっきと動きが全然違う。

刀に光が反射して、キラキラした線が残像のように見えた。

それから信さんは真上に刀を返すと、そのまま茎へ打ち込む!

その動きが…

「きれいな三角形…」

刀が動いた軌跡がキラキラ輝いてる。

その光に見惚れてしまう…と

ザシュッ!!

湿り気を帯びた音が聞こえた。

そして…

ずるり、と花が沈む。

違う。沈んだんじゃなくて…

「切れ…た…?」

「うおっ!やったぜ!」

半信半疑だった私も、カエルの喜んでる姿を見て、やっと実感できた。

「やった!信さん、すごい!」

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