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お話の続きは異世界で

第11章 故郷目指し、いざ行かん

「おいおい、本当に大丈夫かぁ?」

からかい口調のカエルに、大丈夫――と言いかけた所で、ぶるっと背筋か震える。

いくら天気がいいって言っても、頭から水を被った状態なんだから。

冷えるのは仕方ないでしょ。

「天気いいし。そのうち乾くよ」

花に押し潰されて怪我するよりよっぽどいい。

そう思って笑みを浮かべると

「ケロちゃん、その子の髪とか服とか乾かしてくれなぁい?」

パンダウサギさんの呆れ返った声がした。

「そりゃあ出来なくもないけど…いいのかい?」

「仕方ないじゃない~」

それを聞いて、カエルはため息をついた。

両手を組んで呪文を唱えて…

手の間から沸き上がった白い煙のようなものが、私にまとわりつくように取り囲んだ。

カエルの水魔法、何度も見たり体験したのに、まだ慣れない。

ほのかに温かい感触を残しながら、私の全身をめぐっていく。

それが動く度、服が徐々に乾いていく。

さっきまでの冷えから解消されていって

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