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お話の続きは異世界で

第11章 故郷目指し、いざ行かん

「はぁ…あったかくて気持ちいい…」

ほっとしながら気持ちを口にしたのに

「そういうの、いらねぇ!」

不機嫌そのものの口調で返された。

カエルを見れば、目を固く閉じていて…

魔力を集中しているから?

顔が段々赤くなっていくような…

「ちょ…!カエル!大丈夫!?」

「うるせー!!」

カエルの一喝と共に、足元まできていた白い煙のようなものが一気に駆け上がってきた!

「ひゃあっ!」

渦を巻くように勢いよく頭まで舞い上がった煙は、髪の毛を伝って毛先へ向かい…音もなく消えていった。

「あ…無くなった」

「それで文句ねぇだろーが!」

カエルはその場で胡座をかいて座り込むと、自分の足首を指先で何度も叩いた。

何でそんなに不機嫌なんだろう?

照れ隠し…ってのとも何か違う感じがする。

カエルの態度に首を傾げつつも、お礼を言った。

「文句なんて!お陰で風邪ひかずにすみそう。ありがとう」

「だったらよかったじゃなぁ~い」


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