お話の続きは異世界で
第11章 故郷目指し、いざ行かん
「ん~?あなたも行く気なの~?」
「え?うん」
信さんにはお世話になったし。
少しでも恩返し…じゃないけど、力になりたい。
そんな思いで頷いたのに、パンダウサギさんは険しい顔つきになった。
「ちょっとぉ!ウサくんはどうなるのよぉ!?」
「どうなるって…」
急に問い詰められて、目をパチクリさせてしまう。
すると、カエルまで私を問い詰めるように訊いてきた。
「おめぇさん、ノートってやつを探すんだろ?」
…ああ、そういう事。
ノートを探す、イコール、ウサギに近付けるって思ってるから、か。
「それは薬草を届けてから…」
「そんなの、時間かかるじゃないのぉ!」
信さんの故郷に行くには、来た道を戻らなきゃならない。
それは、ノートが飛んでいった場所とは正反対になる。
「それは…分かってる、けど…」
しどろもどろになりながら訴えようとしたのに、信さんが私の肩に手を置いて
「おりん、ワシは1人でも構わぬ」
「え?うん」
信さんにはお世話になったし。
少しでも恩返し…じゃないけど、力になりたい。
そんな思いで頷いたのに、パンダウサギさんは険しい顔つきになった。
「ちょっとぉ!ウサくんはどうなるのよぉ!?」
「どうなるって…」
急に問い詰められて、目をパチクリさせてしまう。
すると、カエルまで私を問い詰めるように訊いてきた。
「おめぇさん、ノートってやつを探すんだろ?」
…ああ、そういう事。
ノートを探す、イコール、ウサギに近付けるって思ってるから、か。
「それは薬草を届けてから…」
「そんなの、時間かかるじゃないのぉ!」
信さんの故郷に行くには、来た道を戻らなきゃならない。
それは、ノートが飛んでいった場所とは正反対になる。
「それは…分かってる、けど…」
しどろもどろになりながら訴えようとしたのに、信さんが私の肩に手を置いて
「おりん、ワシは1人でも構わぬ」