お話の続きは異世界で
第12章 川のほとりで語らえば
カエルに出してもらった水風船を、満足するまで飲み込んで、一息つく。
「ありがとう。生き返った~!」
「そりゃあ良かったな」
そう返してくれたものの、カエルは私と顔を合わそうとしない。
いや、むしろ…
「ねえ、もしかして怒ってる?」
「はぁ!?…怒ってねーよ」
だけど顔を背けてて…
何となく、顔が赤らんでるように見えるんだけど。
怒りで顔が赤くなってるんじゃないんだ。
「えー?じゃあ、不満?」
「不満って…!何がだってんだ!?」
「パンダウサギさんと離れちゃったから?」
「…は?」
あ。やっとこっち向いてくれた。
でもその顔は、焦ってる訳じゃなく、怪訝という感じだった。
……あれ?
「だって、信さんを送らなければ、パンダウサギさんもここにいた訳で…私達のせいで一緒にいられなくなっちゃって…」
離れるの、寂しいんじゃないの?
そんな思いを込めてカエルを見れば、大きくため息をつかれた。
「アンタのせいじゃねーし」
「ありがとう。生き返った~!」
「そりゃあ良かったな」
そう返してくれたものの、カエルは私と顔を合わそうとしない。
いや、むしろ…
「ねえ、もしかして怒ってる?」
「はぁ!?…怒ってねーよ」
だけど顔を背けてて…
何となく、顔が赤らんでるように見えるんだけど。
怒りで顔が赤くなってるんじゃないんだ。
「えー?じゃあ、不満?」
「不満って…!何がだってんだ!?」
「パンダウサギさんと離れちゃったから?」
「…は?」
あ。やっとこっち向いてくれた。
でもその顔は、焦ってる訳じゃなく、怪訝という感じだった。
……あれ?
「だって、信さんを送らなければ、パンダウサギさんもここにいた訳で…私達のせいで一緒にいられなくなっちゃって…」
離れるの、寂しいんじゃないの?
そんな思いを込めてカエルを見れば、大きくため息をつかれた。
「アンタのせいじゃねーし」