お話の続きは異世界で
第2章 異世界へ飛ばされて
岩の陰から男の人が顔を出した。
頭にちょんまげを結っていて、本格的な時代劇の人のよう。
着流しを着て、刀を腰に差してる。
侍?浪人?
何なの?この人。
それは向こうも同じだったみたい。
顎に手を当てて、じろじろと遠慮なく私を見ると
「何故ここに居る?」
「えっと…気が付いたらここに…?」
事実だし、他に答えようもない。
だけどその答えに、男は手をポンと打ち鳴らすと
「もしやおぬし、渡り人か!?」
「渡り人 !?」
…って、何!?
「神の使いだ。ここではない他の場所からやってきた人をそう呼ぶのだが」
そこで言葉を止めると、私を覗き込んで
「それにしては異国の顔ではないのう」
顔をしかめて、残念そうに言った。
はい?
何その言い方!
ここではない場所ってどこなの!?
「ここは日本ですよね?何県?」
私の問いに、片目をギョロリと剥いた。
「ここは新中(しんちゅう)の国」
新中?
どこ?
聞いたこともない!
頭にちょんまげを結っていて、本格的な時代劇の人のよう。
着流しを着て、刀を腰に差してる。
侍?浪人?
何なの?この人。
それは向こうも同じだったみたい。
顎に手を当てて、じろじろと遠慮なく私を見ると
「何故ここに居る?」
「えっと…気が付いたらここに…?」
事実だし、他に答えようもない。
だけどその答えに、男は手をポンと打ち鳴らすと
「もしやおぬし、渡り人か!?」
「渡り人 !?」
…って、何!?
「神の使いだ。ここではない他の場所からやってきた人をそう呼ぶのだが」
そこで言葉を止めると、私を覗き込んで
「それにしては異国の顔ではないのう」
顔をしかめて、残念そうに言った。
はい?
何その言い方!
ここではない場所ってどこなの!?
「ここは日本ですよね?何県?」
私の問いに、片目をギョロリと剥いた。
「ここは新中(しんちゅう)の国」
新中?
どこ?
聞いたこともない!