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お話の続きは異世界で

第14章 遠く聞こえる音楽は

「怖いもの?」

カエルの呟きに、思わず眉をしかめた。

「ない訳ないじゃん」

私の事を何だと思ってるんだろう?

カエルには私が無敵みたいに見えてるんだろうか?

ジロリと睨めば、カエルは慌てたように言葉を紡いでいった。

「えーっと…じゃあおめぇさんは、いってぇ何が怖いんだい?」

う…

改めてそう聞かれると考えちゃうな。

とりあえず、思い付くまま口に出していく。

「えーと…虫は苦手だし、雷とかも嫌かな?」

稲光でビックリした後の雷鳴って、2重の怖さがあるよね!?

「虫ぃ?あんなの喰っちまえばいいじゃねーか!」

「…喰う…」

カエルの呆れ声に、こっちこそ呆れ返ってしまう。

「そりゃあ…あなたはね」

蛙なら虫は主食でしょうよ。

だけど、私としては申し訳ないけど、苦手だからって食べようとは思えない。

むしろ、食べるくらいなら殺した方が気分的に楽だ。

「じゃあ、そういうカエルは?怖いものって何?」

私の問いに、カエルは口元を歪めると

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