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お話の続きは異世界で

第14章 遠く聞こえる音楽は

私の問いに、カエルは怪訝な顔色を浮かべる。

「あのなぁ…ウサギとカエルで子供なんて出来る訳ねーだろが!」

「へ?そうなの?」

「おめぇさんはよぉ…常識だろぉ!?馬鹿か!?」

一喝されて、ため息までつかれた。

そりゃあね、カエルは両生類だし、ウサギは哺乳類だから――って事くらい、私だって知ってるよ!!

だけど…だけどそんな事言ったら!

こんな大きなサイズの、人の言葉を話すカエルやウサギなんて、私の常識の範疇にはいないから!

何か悔しい!!

うーっと唸り声を上げて睨み付ければ、カエルは片方の頬を上げて力の無い笑みを浮かべた。

「ま、しゃーねーか。おめぇさん、渡り人だもんなぁ」

そう言って頷くカエルに、何だか苛立ってしまう。

何か…全部、『渡り人』って事で片付けられてる気がする。

そして、それで一線を引かれてしまったようで…

確かに私はこの世界の人間じゃない。

でも、カエルやパンダウサギさんと何の関係もないのかっていわれたら…

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