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お話の続きは異世界で

第15章 賑やかな町を彩って

船着き場にはそぐわない格好の女の子に、戸惑いを隠せない。

「ねぇ、ちょっと!聞いてる!?」

きょとんとしたままの私の態度に、女の子は不機嫌そうだ。

腰に両手を当てて怒ってるってアピールしてくるんだけど…

可愛い。

何だかキュンキュンしてしまう。

何かのコスプレなのかな。

すごく似合ってる。

女の子の顔も、まるでお人形みたい。

あまりにも整いすぎてて、そのの可愛さに思わず微笑んでしまう…と

「キモ…」

顔を歪ませた女の子の呟きに、私の笑顔が引きつった。

え!?キモって…気持ち悪い!?

両頬を手で覆い、女の子の視線から逃げようと身を竦める。

うわ、そんなにヤバい顔してたのかな。

ニヤけを抑えようと気を落ち着かせていると

「あんた達、見たこと無いわね。どこから来たの!?」

私とカエルを等分に見ながら、女の子は綺麗な眉をひそめると、嫌々感満載で聞いてきた。

「え?どこって…」

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