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お話の続きは異世界で

第3章 薬草探しの途中で

まるで木の葉のように、風に舞い踊っている。

そしてひらひらと落ちてきて…

「駄目っ!」

「おりん?どうした!?」

池に飛び込もうとした私を、信さんが羽交い締めする。

待って!待ってよ!!

「信さん!ノートが!」

風に舞った1枚が、池にひらひらと舞い落ちた。

その他にも池のほとりや、近くに散らばって…

「信さん!そのノート、拾って!」

「 この紙のことか」

「そう!それ!!」

信さんが足元にしゃがんでノートを拾い集めてくれる。

その隙に池に足を踏み込んで、落ちた1枚を探す。

「おりん!?」

「大丈夫。そんな深くない!」

腰までの深さの所でノートに手が届いた。

すると、どこからか笑い声が聞こえる。

「何と!浮遊術か!?」

信さんの驚いた声に、空を見上げた。

…私の頭の上、だ。

そこでは、必死にノートを拾い集める私たちを見て、ウサギがくっくっと笑い声を上げていた。

「全部集めないとダメみたいだよ?」

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