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お話の続きは異世界で

第4章 魔術師が現れて

カエルの手から広がった光が、ノート目掛けて飛んできた!

「いやぁぁっっ!」

「手を前に出せ!」

怖い!怖いよぅ!!

ノートごと、私の手が何だかよく分かんないものに包まれた。

ノートを中心に、ぐるぐるとモヤが回転する。

痛みはなくて、熱いも冷たいも感じない。

だから見てなかったら何が起こってるのか分からない感じ…なんだけど。

だからこそ、気持ちが悪い。

何をされてるのか分からない不安感だけが高まっていく。

「ねぇ…まだ…?」

様子を窺っていると、カエルが叫び声を上げて両手を天に向けた!

「ギャアッ!!何っ!?何なのっ!?」

カエルの声に驚いて叫んでしまう。

すると、霧が晴れるかのように、いきなりモヤが消滅した!

「え…ええっ!?」

自分の手を呆然として見つめる。

私の手の中には、シワひとつない状態のノートがあった。

「嘘ぉ……」

シワもヨレもない。

泥水で汚れた跡も、綺麗に消えていた。

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