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お話の続きは異世界で

第5章 バニーガールが仲間入りしたら

多分、バニーガールの衣装も網タイツも、この人の体毛だ。

体毛って言うと何かエロいけど、毛むくじゃらな人って言ったら…何か、萎える。

それにしても、白と黒のこの配色が…

「パンダウサギみたい」

「あら、あたしの事、ご存知?」

カエルにじゃれついてたのに、私の感想に反応した。

聞こえてたのか…。

って事は、信さんと溜め息をついたのも聞こえてた…?

「あ、えっと、パンダウサギって可愛いですね!」

とりあえず場の雰囲気を和ませようと、明るい声で話しかけると

「あらホント?ありがと~♡」

まんざらでもなさそうな口調で応えられて…

えっと…あなたを褒めたつもりじゃなくて、一般的感想だったんだけど。

ま、ご機嫌みたいだから、いっか。

「ケロちゃん、ウサくんは?」

「ここにはいねぇみてぇだ」

「こんなにウサくんの匂いがするのに~?」

パンダウサギさんも鼻をヒクヒクさせて臭いを嗅いでいる。

もしかして…原因は私…?

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