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お話の続きは異世界で

第5章 バニーガールが仲間入りしたら

「もしかして…私?」

おずおずと手を上げれば、パンダウサギさんは小首をかしげて私を見た。

そして、カエルに絡めていた腕を離すと、私の周りをクンクンと嗅いで…

「あら!やだ!!ホントだぁ~」

両手を口に当てて、きゃーっと叫んで…喜んでる、の?

表情で把握できない。

すると、パンダウサギさんが顔を近付けてきた。

「あなた、ウサくんとどういう関係なのぉ?」

「どういうって…」

こっちこそ聞きたいわよっ!

急に現れて、何かよく分からない事ばっかり言われて、突然いなくなっちゃう。

本当にどういう関係なのよ!?

唯一言えるのは…

「…私がこの世界に来るきっかけになった人」

「え?」

想定外だったのか、パンダウサギさんはポカンと私を見る。

だけど私もそれくらいしか言えることがない。

お互い無言で見つめ合っていると、信さんが助け船を出してくれた。

「おりんは渡り人なのじゃ」

「渡り人…あぁ、あれ」

え?

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