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お話の続きは異世界で

第5章 バニーガールが仲間入りしたら

服!?

「え…あの、燕尾服みたいなの?」

「『みたい』じゃなくて、そうなんだけどぉ?」

若干イラつかれながらの質問に、目をぱちくりしながら頷くと

「そう。やっぱりその時から…か~」

ん!?

パンダウサギさんは大きくため息を洩らすと、私に近寄ってきた。

すると信さんが無言で私の前に出る。

私を守ってくれるような状況に、胸がキュンとしてしまう。

信さん、めっちゃ頼りになる!

私の前に立ちはばかった信さんを見て、パンダウサギさんは肩をすくめると

「分かったわよ~。返すから」

はい、とノートを渡してくれた。

信さんが受け取り、私に回してくれる。

間違いなく、佐藤くんのノート。

これは…3ページ目かな?

折り目とヨレと、土埃で少しだけシミのような汚れがついてる。

これもカエルに綺麗にしてもらえないかな?

そんな事を考えていたら、パンダウサギさんが驚きの提案をしてきた。

「だからぁ、その代わり、私と一緒に行動してねぇ?」

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