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お話の続きは異世界で

第6章 一陣の風が吹いた!

そしてその塊が、私の足元にまとわり出して…

「え!やだ!どうしよう!?」

「大人しくしてなさ~い」

焦る私に、パンダウサギさんは楽しげに声をかける。

大人しく…って……

ジタバタ動かしていた足を止めて、その場に立ちすくむ。

それでも何か怖いから、両手を合わせて握りしめた。

すると…

「はあぁぁっ!!」

カエルの気合いを入れる声に、やっぱり驚いて目をつぶってしまう!

「これでどうだ!?」

カエルの問いかけに、恐る恐る足元を見る。

すると、足の塊が綺麗に消え去っていた。

「あ、うん」

良かった。やっぱり魔法だったんだ。

痛くも痒くもない。

むしろポカポカ温かくて気持ちよくて…

「ふぇぇっ!?」

足!足が!

「めっちゃ綺麗!!」

私の叫び声に、皆がなあんだと脱力したのが分かった。

だってだって!

沼に入ってグチャグチャになったルームシューズはボアも完全復活してフワフワになってるし。

デニムも泥水で汚れた部分が綺麗になってる!

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