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お話の続きは異世界で

第6章 一陣の風が吹いた!

あぁもう、本当にバカップルじゃん!?

ベッタリと体を寄せるパンダウサギさん。

カエルは、少しだけ体を伸ばして、パンダウサギさんから距離をとろうとしていた。

あれ?

気のせい?

何か…冷や汗かいてない?

カエルの顔色がいいんだか悪いんだかが判別出来ない。

でも…あんまり嬉しそうじゃない、のかな?

パンダウサギさんはお構いなしに腕にしがみついてて…

パンダウサギさんの胸が押し潰されてる。

うわ。めっちゃ軟らかそう。

触れるものなら触ってみたい。

……あれ?そう言えば…

「ねえ、どうしてあなたは服を着ないの?」

ウサギはタキシードを着ていた。

カエルだって、法被を羽織ってる。

服を着る習慣がない訳じゃないんだろうと思うのにな。

私の質問に、パンダウサギさんは眉を潜めた。

「何言ってるの?」

そしてカエルからスルリと腕を抜くと、自分を抱きしめるように、両手を交差させて自分の腕を撫で上げた。

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