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お話の続きは異世界で

第6章 一陣の風が吹いた!

「服なんか着たら、この綺麗な毛並みが分からないじゃない」

そう言って、うふふっと笑う。

まあ…確かにそうなんだけど。

今も陽の光を浴びて、毛並みが光って見える。

うん、確かに綺麗。

…え?

って事は、さ。

パンダウサギさんは今、素っ裸って事か!?

自分の考えに赤面してしまう。

ヤバい。パンダウサギさんが見れないんだけど!

急に目をそらした私に、パンダウサギさんが不満げな声を出す。

「ちょっと!何だって言うのよ!?」

「ごめん!ちょっと整理させて!」

パンダウサギさんを見ないようにして考える。

パンダウサギさんは恥ずかしいとかそーゆー感じはないんだ。

むしろ誇らしげじゃない?

そう言えば、カエルだって法被を着てるけど、その下はさらしを巻いてないし、パッチも履いてない。

真っ裸に法被1枚着てるだけ、なんだよね。

日本でそんな人がいたら、警察に通報されるレベルなのに!

この国の人はそういうものなのかな?

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