お話の続きは異世界で
第6章 一陣の風が吹いた!
「そぉ。私のお祖父様。あの服はね、お祖父様が国王陛下から褒賞を授与された時に着ていた正装なのよぉ?」
そう言って、少しだけ首を傾ける。
一緒に耳がピロッと揺れるのが…あぁ、もう!可愛い!!
「へ…へぇ~。そんなにすごい服なんだ」
確かにモーニングって、ちゃんとした場に行く時にしか着ないよね。
そこら辺の常識も同じなのにホッとして笑みを浮かべると
「そうよぉ!だから決して、普段着なんかで袖を通すものじゃないのよぉ!」
パンダウサギさんは私の肩を両手で掴み
「由緒正しき服なのよぉ!?渡り人なんかに奪われないように、衣装棚に鍵までして厳重に保管していたのにぃ!!」
文句を言いながら、私をガクガク揺らさないで!
「ちょ…ちょっと!私に言われても…!」
「ネェちゃん、待った待った」
カエルが引き剥がしてくれて、やっと息がつけた。
はぁはぁと荒く息をしていると、信さんがボソリと呟いた。
「渡り人ではのぅて、身内に盗まれた訳じゃな」
そう言って、少しだけ首を傾ける。
一緒に耳がピロッと揺れるのが…あぁ、もう!可愛い!!
「へ…へぇ~。そんなにすごい服なんだ」
確かにモーニングって、ちゃんとした場に行く時にしか着ないよね。
そこら辺の常識も同じなのにホッとして笑みを浮かべると
「そうよぉ!だから決して、普段着なんかで袖を通すものじゃないのよぉ!」
パンダウサギさんは私の肩を両手で掴み
「由緒正しき服なのよぉ!?渡り人なんかに奪われないように、衣装棚に鍵までして厳重に保管していたのにぃ!!」
文句を言いながら、私をガクガク揺らさないで!
「ちょ…ちょっと!私に言われても…!」
「ネェちゃん、待った待った」
カエルが引き剥がしてくれて、やっと息がつけた。
はぁはぁと荒く息をしていると、信さんがボソリと呟いた。
「渡り人ではのぅて、身内に盗まれた訳じゃな」