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お話の続きは異世界で

第6章 一陣の風が吹いた!

それを聞いて、パンダウサギさんは一気に不機嫌をあらわにした。

「何それ」

「じゃからアヤツを探しておるのだろう?服を取り戻す為に」

「そればっかりじゃないわ!」

怒りのせいか、耳がピンッと跳ね上がった。

眉間にシワが寄って、怒りの矛先を迷ってるのが分かる。

「…あの服を着るようになってから、ウサくんは変わってしまったの…」

迷いの残る声で呟いて…

自分の言葉に、急いでフルフルと首を振った。

「違うのかなぁ。もしかしたら…変わってしまったから、あの服を着てるのかもしれない」

自信無さげに呟かれたけど…

どういう事?

服を着たから変わったなんて…まるで呪いのアイテムみたいじゃない?

魔法使いがいるなら、そんなアイテムも実際にあったりして。

……まさか、ね。

自分の考えが恐ろしくなって、無理矢理笑い飛ばそうと笑顔を作っていると

「意味がわからないでしょ~?」

パンダウサギさんがうっすらと微笑んだ。

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