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お話の続きは異世界で

第6章 一陣の風が吹いた!

その傍らで、カエルが補足する。

「えーっとな、オイラみたいな魔法使いってぇのは、つまるところ精霊使いなんでぇ」

「精霊使い…!」

精霊って、ファンタジー小説とか、ゲームなんかに出てくるアレだよね?

何か、すっごく、っぽくなってきた!

「お!精霊は分かるんだな!?」

「うん。何となくだけど!」

「ワシは分かるぞ。属性精霊と言うやつじゃろう?」

「そうそう。それで、オイラ達は呪文を唱えて、これこれこーゆー事をして欲しいって、精霊に依頼をするんだ」

「依頼…?」

ん?

ファンタジー要素はどこへ行った?

「そうなんでぃ。それを聞いた精霊が依頼を承けてくれたり、無理って突っぱねられたり。それが魔法使いなんでぃ」

「へー……」

それって、結局は精霊の気分次第って事?

なんか、ものすごくシステムチックで、業務って感じだなぁ。

夢と魔法の…って感じで、ロマンチックだと思ってたのに…

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