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お話の続きは異世界で

第6章 一陣の風が吹いた!

私のテンションが下がったのを察知したのか、カエルは慌ててとりなした。

「でも、でもな!ネェちゃん達は違うんだぜぃ!?」

「そうね。私達は呪文を使わないしぃ~」

「え?じゃあどうするの!?」

風使いがどんなものなのかも想像できてないから、単純に分からないものを聞いてみた。

するとパンダウサギさんは肩をすくめてみせると

「いいわ。見せてあげる~」

そう言って、空を見上げる。

しばらく空を見ていたら、おもむろにピョンと飛び上がった!

「わ…」

「おおっ!?」

私と信さんが驚く中、パンダウサギさんは空中に浮いていた。

すると飛び上がった先の、何もない空間を足場にして、更に上へ飛び上がっていく。

あ…これって…

「やっぱすげーよなぁ…」

カエルが感嘆の声を上げる。

「これが風使いの力?」

「これくらい序の口でぃ」

自分の事のように誇らしげに話すと、私を見て顔をしかめた。

「何でぇ!驚かねぇんだなぁ!?」

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