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お話の続きは異世界で

第7章 お目当てのものを見つけて

「ほらぁ!早く行くわよぉ!?」

私の腕を取って、強引に歩き出す。

「ち、ちょっと!!」

半ば引きずられるように歩かされて、振り向いて信さんとカエルに助けを求めようとした。

でも。

信さんはしかめっ面な顔を手で覆っていて。

そんな信さんを、カエルは肘で小突いていた。

「ネェちゃん!イイトコロだったのによぉ!」

カエルの楽しげな声に、パンダウサギさんは足を止めた。

「なあに?何があったのぉ?」

「なっ…何でもない!」

焦ったあまり、パンダウサギさんの腕を払いのける。

今になってから急に恥ずかしくなってきた。

キョトンとしたパンダウサギさんに、心のなかで懇願する。

頼むから追求しないで!

それが通じたんだろうか?

パンダウサギさんはため息をつくと

「何でもいいけどぉ…早く来てよ?」

「うん!分かった!ごめんね!」

「全くもう~!」

ぶつぶつ文句を言いながら、パンダウサギさんは跳ねる。

その後ろ姿を見送って…

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