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お話の続きは異世界で

第7章 お目当てのものを見つけて

ふと、3人で顔を見合わせた。

えっと…この間が居たたまれない…

特に信さんが…私の方を向いてくれなくて…

どう声をかけたらいいんだろう?

悩んで迷って…何も話せない。

するとカエルが間延びした声を上げた。

「んで、続きは~?」

「…っ!もういいよ!!」

「本当にいいのかい!?」

お願いだから蒸し返さないで!

早足で歩き出すと、カエルが慌てて追いかけてきた。

「だけどよぉ、この世界に来たからには何か目的があるわけだろーが」

「……目的」

足を止めて振り向いた。

何だ。

そっちの話?

続きなんて言うから、てっきり信さんへの話かと思った…!

勝手に勘違いしてたのに気付かされて、顔が熱くなる。

「どうしたんでぇ?」

カエルに首を振ると、信さんに目を向ける。

信さんは優しいから。

これ以上迷惑かけたくない。

「私…元の世界に帰りたい」

信さんがこっちを向いた。

視線が合って…私はニッコリと微笑んでみせる。

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