先生、俺が教えてあげる。キスも全部
第2章 テスト時間
何やかんやで採点をやり、他の学年の授業をして…あっという間に帰りの時間。
俺は教壇に立ち、皆に呼びかける。
「よし、気をつけて帰れよー!部活の子達は怪我に気をつけて頑張れよ!」
そう言うと生徒達はそれぞれ返事し、帰る生徒と部活へ向かう生徒達を見送る。
「先生、さようなら〜」
「はい、さようなら。」
「部活、いってきまーす!」
「おう!頑張れな!」
去っていく生徒に手を振り、俺は黒板を黒板消しを使って綺麗にしていく。
すると背後から声を掛けられた。
「先生。」
「っ…!」
この声…、、、
変に額にじわりと汗が浮かび、心臓がトクトクと早く打ち始める。
「…佐伯。」
振り返って名前を呼ぶと、相変わらず愛想が無い。
あの笑みは何だったんだっていうくらいだ。
というか今は話しかけて貰いたくないが…仕方ない。
小さく息を吐き、笑みを作って問いかける。
「どうした?何かあったか?」
「…あれ、嘘じゃないから。」
佐伯の言葉にピクッと唇の端が動く。
思い出させるじゃねぇよ、、、
てか嘘じゃないって…
「…やめろ。俺は応えられない。」
「…だろうね。だけど俺、諦める気無いし…それに…」
佐伯は教壇に乗って俺と距離を詰めるとネクタイをグイッと引っ張られた。
「っ…うぁっ!?」
体がよろけて驚いている俺を他所にスッと耳元に唇を寄せ言う。
「あんな可愛い顔見せられたら堪らない…絶対俺のものにするから覚悟して。」
俺は教壇に立ち、皆に呼びかける。
「よし、気をつけて帰れよー!部活の子達は怪我に気をつけて頑張れよ!」
そう言うと生徒達はそれぞれ返事し、帰る生徒と部活へ向かう生徒達を見送る。
「先生、さようなら〜」
「はい、さようなら。」
「部活、いってきまーす!」
「おう!頑張れな!」
去っていく生徒に手を振り、俺は黒板を黒板消しを使って綺麗にしていく。
すると背後から声を掛けられた。
「先生。」
「っ…!」
この声…、、、
変に額にじわりと汗が浮かび、心臓がトクトクと早く打ち始める。
「…佐伯。」
振り返って名前を呼ぶと、相変わらず愛想が無い。
あの笑みは何だったんだっていうくらいだ。
というか今は話しかけて貰いたくないが…仕方ない。
小さく息を吐き、笑みを作って問いかける。
「どうした?何かあったか?」
「…あれ、嘘じゃないから。」
佐伯の言葉にピクッと唇の端が動く。
思い出させるじゃねぇよ、、、
てか嘘じゃないって…
「…やめろ。俺は応えられない。」
「…だろうね。だけど俺、諦める気無いし…それに…」
佐伯は教壇に乗って俺と距離を詰めるとネクタイをグイッと引っ張られた。
「っ…うぁっ!?」
体がよろけて驚いている俺を他所にスッと耳元に唇を寄せ言う。
「あんな可愛い顔見せられたら堪らない…絶対俺のものにするから覚悟して。」