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先生、俺が教えてあげる。キスも全部

第3章 最悪な補習時間


気合いを入れて教室に入り教壇に立って皆にテスト用紙を返していく。

一人一人、頑張ったなと一言言いながら。

そして ___ 。



「佐伯。」

「はい。」


気怠そうに返事し無表情でスタスタと俺の前までくる。

俺は佐伯にテスト用紙を渡し、補習のことを伝えた。


「お前だけ放課後、補習だ。ちゃんと帰らず教室に残っているように。」

「…ん。りょーかいです。」


それだけ言ってテスト用紙を受け取り席へと戻っていく佐伯。

点数を見ても何も表情変わらないな。

やっぱり分からない問題があったのかもしれない。

何かしらの策…みたいなものじゃなくて安心したけど。


「…よし、次…村谷。」





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