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先生、俺が教えてあげる。キスも全部

第3章 最悪な補習時間


「んっ…んんッ!!」


バシバシと胸辺りを叩いて引き剥がそうとするけど佐伯は許さないと言わんばかりに腰に腕が回ってきて引き寄せられ唇を深く重ねてくる。

ドンッと窓際に背中を押し付けられながら唇を押し付けてきて…息が限界になってくる。



「ん…まっ、ぁんっ…」



酸素を吸おうと唇を少し開いたのが運の尽きだった。
佐伯は素早く舌を口内に侵入させてきた。

びっくりして体が跳ね上がる。



ちょっ、ディープ!?




「んぁ…んふ…っ!」




佐伯の舌はまるで生き物みたいに動いていて、歯列をなぞり逃げる俺の舌を捕まえ絡ませてくる。

こんなの初めてすぎて…目には薄らと生理的な涙が浮かび上がる。



早く引き剥がさないといけないのに…
突き飛ばさなければいけないのに…


それを容易く佐伯は出来ないように口付けを激しくしてくる。


もう頭が真っ白になってきて腰辺りがズクンと甘い快楽の波が襲ってきていた。



「ん…ふぁ…っっ…」



しかも自分の口から甘い声が漏れでてきて…
最悪過ぎて…耳を塞ぎたくなる。



「んっ…さ…えきっ…んふぁ…」



名前を呼んで制止を図るが全く意味がなく…
もっと唇を深く重ねられ角度を変えて口内を蹂躙してくる。


もう…っ…ダメだっ…立ってられない…っ…!


甘い痺れと背中がゾクゾクしてきてついに膝がカクンッとなってしまい座り込むのと同時に唇が離れた。

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