先生、お願い…早く治して(番外編)
第9章 受付嬢らん…最悪の日
らん「先生…本当にいいです。その代わり早退させて下さい…。」
高梨「ダメだ!早退は許さない!僕の診察室に来てもらう!」
いつになく真剣な高梨にらんは
らん「いいです。本当に!!」
高梨「拒否権は無い、コレは命令だ!」
高梨は椅子にうずくまるらんを抱き上げた
らん「んんっ…い痛い…」
高梨「ほらっ!!ちょっと動いただけで痛くて動けないだろ!そんなんじゃどっちにしろ帰れないよ!」
らん「先生っ嫌ですっ!離して下さい!」
高梨「観念して!行くよっ!」
らん「んっ…んんっ…ヤダ…」
らんは高梨の腕のなかで、すすり泣いた。
高梨は何も言わず、1階の婦人科の診察室へと連れて行った。