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先生、お願い…早く治して(番外編)

第10章 受付嬢…高梨先生の診察



高梨「佐藤さん、お願いしていい?あと、ブランケットも掛けてあげて!」




佐藤「はい。」

高梨は一旦席を外した。



慣れたコンビゆえ、主語を言わずとも高梨先生の意図している事は読み取れる



高梨自身がやれば、必ずらんは抵抗する。女性同士、尚且つベテランの佐藤さんの様な女性看護師の安心感に勝るもにはない。



佐藤は患者が安心する様に絶えず声を掛け、サーモンオレンジの綺麗な色の大きなブランケットを身体に掛ける。
もちろん蜜部も見えない様に足元まで掛けられ、らんはほんの少し安心感を得られた



佐藤「観月さん、大丈夫よ。私も側にいるしブランケットも脚まで掛けてるから大丈夫よ!まずは脚をここに置きましょうね〜!」


内診台に脚を乗せさせた



佐藤は、すすり泣くらんの手を握ると、大丈夫よ〜怖くないわ!みんなやる事よ!大丈夫大丈夫!!」


と優しく微笑んだ。


ベテラン看護師の言葉はとても力強く、心を落ち着かせてくれた。



らん「…はい。。」と佐藤の目を見て返した






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