先生、お願い…早く治して(番外編)
第11章 受付嬢らん…高梨先生の治療
浮いた腰はまた内診台に戻ったものの
痛みと恐怖で、嗚咽と脚の震えが止まらない…
できる事なら、もうやめてあげたい…
気になるこの子に、更にやるのか…
そう思うと複雑な気持ちになる。。
そういえば、綾が膣内に炎症を起こした時、俺と石川先生に押さえつけられ、泣き叫びながら1日に3回、同じ様な治療したな…。そんな事を思い出す。
院長も綾の治療の時はいつもこんな感じなんだろうな…、今なら院長の気持ちが痛いほど分かる。
高梨「らんちゃん…ごめんね。次の薬塗ったら最後だから、最後もう一回だけ頑張ろうな。」
らん「やだぁ〜っ…ううぅ〜んんっ…もうヤダぁ〜こんなに痛いのやだぁ〜我慢出来ない〜〜っっく…」
高梨「ん〜ごめんな…痛いよな。。でもこれ最後だから、らんちゃん、あと10秒だけ頑張ろ?先生10秒以内に絶対に終わらせるから、な?」
そんな事言われても、はい。と言える良い子にはなれない。
ただただ涙が溢れて、返事は出来なかった
高梨「器具入ってる部分に薬塗れないから、一旦器具抜くよ。」
高梨はゆっくりとクスコを抜き取った