先生、お願い…早く治して(番外編)
第11章 受付嬢らん…高梨先生の治療
高梨「うん。良く頑張ったね…。」
高梨はらんの膝をポンポンっと叩いた
らんの脚は痙攣を起こしてるかの如く、ガクガクと震え、あまりの痛さに涙が止まらなかった
流石にこれは痛かっただろう〜
これで完全に俺…嫌われたかな…
高梨「らんちゃん、本当良く頑張ったね。椅子落ろすよ。落ち着いたらゆっくり着替えて。」
内診台のスイッチを押すと、内診台で開かれていた脚は閉じられ、元の椅子の状態に戻った
高梨「らんちゃん、今日の治療で中いじってるから、ちょっと出血するかもしれないけど、心配ないからね。」
ブランケットを握りしめ、泣き続けるらんに声を掛けた。
らんは俺の方を向く事なく、俯いたまま小さく頷いた
高梨「佐藤さん、よろしく。あっちで待ってるから。」
佐藤は頷き
「はい」と返した
佐藤はらんが落ち着くまで、急かす事なくゆっくりと着替えさせた