先生、お願い…早く治して(番外編)
第12章 受付嬢らん…週末入院
着替えを終えて、ようやく落ち着きを取り戻した
佐藤「お疲れ様。行きましょ!」
らんに優しく声を掛けた
佐藤は高梨が待つ診察室へと誘導し連れて行った
トントントン
高梨「どーぞ〜」
佐藤は扉をノックし高梨がいる診察室へとらんを通した
薄いピンク色の内装の部屋には診察ベットと真っ白なドクターテーブルがある。
高梨はそこでPCを操作しながら、こちら側を振り向き、自分と向き合う様に置かれた椅子に座るように声を掛けた
高梨「どーぞ。」
高梨の前に座らせられたらんは、泣き腫らした目をしていた
高梨「大丈夫?少しは落ち着いた?」
らんは俯いたまま小さく頷いた。
高梨「良かった。。今日はかなり痛かったと思うけど良く頑張ったね。」
らん「……。」
高梨「子宮に近い膣奥の傷口の所の炎症が強くて、膿んでいたから、薬塗りながら膿も取ったからかなり痛かったと思う。今痛み止めの注射でお腹の痛みは治まっているけど、実際は今が一番酷い状態だから薬が切れたらまた痛くなると思う。。」
えっ…
らんは俯いていた顔を上げて、
不安そうに高梨を見た