先生、お願い…早く治して(番外編)
第12章 受付嬢らん…週末入院
治療という2文字が恐怖心を植え付け
なかなか寝付けない…
それでも疲労もあったせいか、気がついたら眠りに落ちていた…。。
高梨はらんの様子が気になり、
夜中の1時頃部屋に向かった
痛がる様子もなくスヤスヤと眠るらんの寝顔を見て優しく微笑んだ
綾の様に医者嫌いで我慢するタイプとは違うが、
俺に見られる事と、痛かったであろう治療の拒絶で我慢するだろうと思ったのだ
が、しかし良かった…。
ぐっすり寝ているらんを見て安心し、医局へと戻った。
石川「どうだった?」
高梨「大丈夫でしたっ〜!ふぅ〜。。」
一つため息を付いた
石川「良かったなっ」
高梨「いやぁ〜。なんか今日は院長の気持ちがなんか分かりました〜!」
石川「なんだよ、俺の気持ちってw」
高梨「自分で言うのもなんですが、珍しく気になっちゃって…ははっ」
石川「確かに、、!お前が、特定の子を気にかけるなんて…珍しいな!!」
高梨「本当!!そうなんですよ!。多分あの子も俺に気があって… 今日俺が診た限り、あの子処女だったんですよ。それなのにあんな治療を…。それもこんな形で俺に見られてショックを受けてるっていうか、完全に恐怖心を抱かせて拒絶されてるっていうか…。。」
石川「医者なんてそんなもんだろ!!お前らしくも無い!どんな事したって、好きなら離れないよっ。」
高梨「まぁ〜そうなんですけどね。でも院長、いっつも綾に治療する時こんな気持ちなのかな〜って思ったら、院長の気持ちが痛い程分かって!」
石川「ばーか!お前に俺の気持ち分かって貰わなくて結構だよっ!」
2人は楽しそうに笑った。