
先生、お願い…早く治して(番外編)
第12章 受付嬢らん…週末入院
入院患者はそう多くはない。
高梨が担当する入院患者は現在7名ほどだ
女優やモデル、社長や、政治家の愛人や社長令嬢などの他、この病院の普通科で手に負えない難しい案件の患者数人
ほとんどはステータスの高い者ばかりだ
いつも通り、朝の回診を行い、変わりがないか一通り自分の目で判断する
よしッ
最後はらんちゃんか…
時間は8時40分
嫌がるだろうけど、やるか…
トントントン
ノックをし、中へと入る。
高梨「おはよう!らんちゃん。少しは寝れた?」
らん「はぃ。」
高梨「良かった」
高梨はニコッと笑った
なんてカッコいいんだろう〜
これが入院とかじゃなく、違う形でだったらどんなに…。。。
高梨は腕に付けている腕時計で時間を確認する
高梨「らんちゃん。夜中に痛み止めの注射をして大体5時間だ。もう少ししたらまた薬が切れる。その前に朝の治療しちゃおう!」
らん「え????!!今から??治療って…、昨日と一緒?」
高梨「うん。そうだよ。」
らん「先生やだ!お願い。」
高梨「悪いけど、そのお願いは聞けない。先生もう少ししたら、外来始まっちゃうから、その前にやっちゃおう!」
らんはベットの上で嫌だと大きく左右に首を振った
