先生、お願い…早く治して(番外編)
第12章 受付嬢らん…週末入院
高梨「らんちゃん…、痛み止めの注射で痛みを抑えても、元が治らなければ意味がない。分かるよね?」
らん「……。。。」
目には溢れ落ちそうな程、涙が溜まっていた
高梨はらんの頭を優しく撫でる
高梨「先生と一緒に頑張ろ?」
優しく微笑む高梨先生に見つめられ、溜まっていた涙がこぼれ落ちた
高梨「大丈夫。頑張れるよ。俺がついてる。」
そう言うと頬に手を当て、溢れた涙を指で拭ってくれた
高梨「さっ、先生の首に手を回して!!、、ほら早くっ…。」
らんは言われるがまま、ちょっとドキドキしながら高梨先生の首に手を回した
高梨は自分の首に手を回させたらんを、ひょいッと持ち上げ抱きかかえた。
高梨「まだ歩かせられないからね。」
らんは恥ずかしさで高梨の顔を直接出来ず、首に手を回したまま高梨の胸に顔を埋めた
そんならんを、愛おしいそうに見つめ、自分の診察室へと運んだ。