先生、お願い…早く治して(番外編)
第4章 牧野の娘 治療編
石川は牧野から連絡を受けた時点で、ある程度治療の予測はしていた
石川は事前に準備していた大きな機械を診察台の近くに寄せた。
大きな箱型の機械からはいくつか長い配線が出ており、先端には様々なアタッチメントが付けれる様になっている。
そこに5〜6cm程のステンレス製の針より太く
長い棒をその線の先端にセッティングした。しかし、カーテン越しにいるミキにはそれが見えない。
石川はピンセットに消毒液を含ませると
石川「少し冷やっとするよ。」
そう言って尿道付近を消毒した
痛くないと言われても、やはり緊張と不安は大きい
石川は先程の針に似た5、6cm程の長さの棒を手に取り、もう一方の手は尿道付近を固定する様に蜜部を押し広げた
緊張でミキの身体全体に力が入っているのは直ぐに分かった。
石川「 ミキちゃん、大丈夫だよ〜」
柔らかく優しい声がカーテン越しに聞こえる
鈴木「そうよ、大丈夫よ〜」
看護師はニコッと微笑むと、診察台に横たわるミキを励ますように肩をトントンと叩いた
ミキは “うん。” と頷いた