先生、お願い…早く治して(番外編)
第4章 牧野の娘 治療編
石川は尿道に刺した柔軟性のある細い棒を、更に奥へと進ませる
石川「大丈夫?痛くない?」
ミキ「ぅん。」小さく頷いた
それを確認した鈴木は石川に伝えた
石川先生の声はとても穏やかで優しい。
先生の声や醸し出す雰囲気なのか、変な恐怖心はなかった。
ただ痛くないけど、痛い事されてるかも…って思うとそれはちょっと怖いな…って思った
石川「ミキちゃん、ここからは潰れた神経にちょっとずつアプローチしていくんだけど、ミキちゃんの小さな反応がとても大切だから、この仕切りのカーテン外しても良いかな?」
少し動揺しつつも、ミキは“うん。”と頷いた
そして仕切りのカーテンは天井の元の場所へと収納された
カーテンがあった時は、お互いの顔が見えなかった分、何処か他人事の様に現実逃避出来たけど、私の目の前で先生が…先生が私のアソコを見てる…。
急に現実を突きつけられ、一気に恥ずかしさが襲ってきた
石川「それじゃほんの少しだけ刺激入れるから、ちょっとでも何か感じるな。って思ったら教えてくれる?」
ミキはまた小さく頷いた
石川は機械の電流スイッチをオンにすると、レベル1に設定し、尿道に刺さる棒に電流を流した
ミキの身体からは反応は感じられない
石川「ミキちゃん、さっきとどう?何か変わった感じする?」
ミキは首を横に振った